金子みすず
2011年10月23日
こんにちは。名古屋は午後から爽やかな秋空になってきました。
今日は、金子みすず氏の詩のご紹介。
私、恥ずかしながら、金子みすずという、詩人の名前を知りませんでした。
東日本大震災の後、TVで「こだまでしょうか」という、詩を聞いてから知りました。
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。 という詩。
聞いたとき、ドキッとしました。
そして、今日、またこんな詩をみつけました。
積もった雪
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしてゐて。
下の雪
思かろな。
何百人ものせてゐて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。
ひとそれぞれに良くも悪くもひっくるめて人間なんだなぁって思いました。
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