2013年4月25日
おはようございます。
昨日の一日中の雨で今朝の名古屋の空気はとても爽やか。
思いっきり深呼吸しました。
さて、今日も革のお話。
「なめし」とは?
なめしという行為は人類が地球上に誕生すると同じくらい昔から行われています。かのネアンデルタール人ぐらいから。
その頃は煙でいぶしたり、動物の油や植物の汁につけたりする方法でした。
日本では大陸から伝えられた菜種油を使ったなめしも行われていました。
それが、近代になると植物由来の成分を用いたタンニンなめしが発達しました。いわゆる「渋」です。
そして、現代では塩基性硫酸クロムという化学物質で処理するクロムなめしという方法が主流になってきています。
なめすとは・・・そういう物質の液体に長い間付け込んで、革を腐らなくする方法なのです。
今も昔も変わらない方法なんですね。
カテゴリ [06.鞄づくりの現場から・職人達のお話]