2012年2月6日
おはようございます。
昨日、日本人高校2年生の菅井円さんが、スイスのローザンヌ国際バレエコンクールで優勝しました。
すごいです。アッパレ!!!菅井さん。世界一!!!なわけです。
ナデシコジャパンに続いて、日本人女性は頑張ってますね。うれしいかぎり。
で、男子サッカー。。。いけません。頑張れ、男子!!
さて、今日、わが「らんどせるランド」にまたまた、昭和のランドセルがやってきました。
今のランドセルと比べるとこんなに違います。
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2012年2月4日
おはようございます。
今日から暦の上では春。暖かいお日様が見も心も照らしてくれることを期待してGO!です。
さて、今日は、ある大学生の作品のご紹介。
彼は、大学3年生。学部は芸術工学部です。
聞きなれない学部なので、何を勉強するのか、わかりませんでしたが、「鞄を作りたい。」ということで、知人の紹介で、我、工房にいらっしゃいました。
匠の指導の下、すべて手作りで作り上げました。
私どもの鞄はほとんどミシンを使っていますが、彼はすべて手縫いで作ったのです。
感服いたしました。
自分で使う鞄を自分で手作りするという、心意気にエールを送ります。
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2011年12月26日
おはようございます。
名古屋は昨夜から、雪が降り、一段と寒い朝を迎えています。
クリスマス後の雪はなんか、興ざめ。
さて、先日、昭和20年代のランドセルがやってきました。
戦前、戦後と順にランドセルが増えていき、店頭が、ミュージアムになってしまうかも。。。
牛革製で、全然痛んでいません。
さすがに、天然皮革です。
サイズはB5の教科書用ですね。
牛革と人工皮革のランドセルを比べてみました。
左が昭和20年代もの。右が昭和50年代もの。大きさも違いますが、素材の表面が人工皮革はボロボロになってます。(いわゆる劣化現象)
表面をアップで見ると30年たっている人工皮革はひび割れがひどく、牛革は60年以上たっているのに、まったく新品そうろうです。
やはり、革が革たる所以ですね。
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2011年12月9日
今朝の名古屋の風は頬を刺すような冷たさでした。
耳までのすっぽり隠れる帽子をかぶって、出勤しました。
少しは、風を凌げたので、すっぽり帽子はお勧めです。
またまた、ランドセルのお話。
戦後間もない頃は、ランドセルの素材は牛革、ビニール、豚革、紙等で出来ていました。
ただ、戦後間もない頃は材料が配給制だったので、今のような丈夫な鞄はなかなか出来なかったようです。
牛革の一番いいところは、警察官のベルトとか、拳銃いれに使われ、今では破材となるような部位でランドセルを作っていました。革が手に入らないと、紙に漆を塗って硬くして、ランドセルを作っていたようです。
昭和21年当時のランドセルの価格は75円でした。
それから、戦後の復興に伴い、ランドセルの価格も順々上がっていきました。
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2011年11月26日
おはようございます。
今日の名古屋も寒い。全国平等なので、我慢我慢ですね。
さて、今日も「日本の革」からの抜粋。
業界用語で、コバとは?
革の裁断面のこと。重なった革端が木の切り口(木端)のように見えることからつけられた名称。
「へり返し」や「コバ磨き」などの加工を施すことが多い。
とあります。
コバをカンナで削って、ニスを塗ることが「コバ磨き」
です。
まさに、この「コバ磨き」は
職人芸。です。
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2011年11月25日
おはようございます。
今朝も寒い朝。
日に日に、寒さが増してきます。手がかじかんでキーボードが打ちにくい。。。
昨日、面白い本をゲットしました。
日本の革№4です。
その中で、革のいろいろな基礎用語が書いてありました。
ランドセルに関することから、少しずつご紹介いたしますね。
今日は、「アメ豚」ということば。
豚革の仕上げ方法のひとつ。ピッグスキンをタンニンなめしした後、染色した銀面を摩擦して焼き色を出す。水飴のような透き通った黄色が特徴。
これは、高級なランドセル、特に牛革やコードバンのカブセの裏側に使用しています。
透明感があり、うすくて丈夫で古くから好まれている素材です。
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2011年11月13日
おはようございます。
名古屋はドラゴンズンズ日本シリーズ第1戦の勝利で爽やかな朝を迎えています。
さて、村瀬鞄行ではランドセルきせかえセットを販売する運びとなりました。
シンプルなランドセルに気分に合わせて、きせかえできる。
女の子のためのきせかえセット、男のこのためのきせかえセットと豊富に取り揃えています。
是非、ご覧ください。
これを見た女の子たち一同に「かわいい~!!」 の連発。
日に日にランドセルは進化しています。
だから、130年以上続いているんでしょうね。
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2011年11月9日
こんにちは。立冬を迎え、名古屋はなんとなく冬空っぽい感じです。
肌寒い気がしますが、これは私が風邪気味だからかもしれません。
名古屋鞄協会では今年、創立60周年となり、記念誌を作成することになっています。
私も、編纂委員になっていて、昭和52年から昭和60年までの8年間の担当で、業界のイベントやら、主だったニュースなどを現在調べています。
その中で、ランドセルの価格を見つけました。
昭和52年段階で、ランドセルの購入価格は上限18000円でした。
平成23年現在ではおよそ、36000円なので、34年間で約2倍になっています。
物価も上がっているので、一概に2倍が妥当なのか、よく分かりませんが、これから詳しく調べていこうと思っています。
過去を調べていくと、なかなか面白いことが見つかります。
とりあえず、今日は、価格のご報告まで。
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2011年10月20日
おはようございます。
今朝も爽やかな秋空の名古屋です。
今、社団法人名古屋鞄協会では、創立60周年を記念して、記念誌を作成しようと頑張っています。
そこで、いろいろ調べていたら、面白い記事を見つけました。
昭和43年(今から43年前)のランドセルについてのアンケート結果です。
ランドセルが必要と考える人が95%以上。(現在は約90%以上の人が購入されています。)
80%が4000円以下のものを購入。(今の平均単価は約39000円)
昔と比べると、かなり、ランドセル事情も変わってきていますね。
変わらないのは、ランドセルが小学生の象徴だってこと。
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2011年10月11日
こんにちは。
今日の名古屋も爽やかな日差し。ドラゴンズも頑張っていて、なんだかいい気分です。
さて、今日はランドセルの部品のご紹介です。
さて、これは何でしょう?
白い樹脂でできていて、黒い部分は針金です。
これは、ランドセルのオオマチ部分に内蔵されている、補強材です。
だからランドセルを少々の力で押さえてもつぶれないのです。
硬いけど、ミシンで縫うことができ、なおかつ軽い!!!
これも、日本の技術です。
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2011年10月8日
こんにちは。
名古屋の今日は秋晴れの運動会日和。
まわりの幼稚園では、運動会の真っ最中ってところです。
さて、先日名古屋市の小学一年生のお母様が、学校の配布物の写真を送付してくださいました。
熱田区の小学校では
わたしのあゆみという連絡ノートと
連絡袋が配られるそうです。
これは、毎日持ち帰っているそうですが、3L標準サイズで十分入るということでした。
社団法人日本かばん協会 ランドセル工業会では標準サイズを推奨しています。
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2011年9月18日
おはようございます。
台風が2つも来ているので、どんより空は、いつ泣き出すのか。。。
大雨にならないように願っています。
今日は、、ランドセルの手縫いのご紹介。
一昨日は機関銃のようにミシンで、縫い合わせる場面をご紹介しましたが、今回は、手で縫い合わせる場面のご紹介です。
股の間にランドセルを挟んで、固定し2本針で縫い合わせていきます。これも熟練職人はスピードが速い。微妙な力の入れ加減で、糸がしまっていきます。
右の手縫いは足と机の縁で挟んで縫い合わせています。
どちらにしても、2本の針で縫う場合、足が重要な役目を果たしているのです。
身体全体で、縫い目に集中する感覚はこれも、
職人の勘。
手馴れた職人はおしゃべりしながら、できてしまいますよ。流石です。
手縫いの実演は、昨日から明日まで、名古屋のオアシス21というところの『名古屋の職人展」でやっています。
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2011年9月16日
こんにちは。
毎日、同じせりふでイヤになりますが、今日も暑いです。TVでは32度と言ってます。聞くだけで、もう溶けそう。。。
今日も、ランドセルの職場からのご紹介です。
この写真は、ランドセルの背板と本体を縫い合わせているところです。
ミシンは足で操作するのですが、熟練職人ともなると、ミシン針は機関銃のようにダダダダダーっと走ります。
最後の部分で返しミシンをかけて、縫いが終わるのですが、同じところに糸が返るのが難しいです。
慎重にそこの部分はスピードが落ちます。
しかし、熟練職人はあっという間に完成させてしまいます。
さすがです。
始まりと終わりを揃えるのは、難しいですが、そこは職人の勘が一番重要。
ここを縫うときは、集中するので、口数が減ります。
下手にしゃべるとおこられる。。。
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2011年9月15日
こんにちは。
今日の名古屋も33度という真夏日。「残暑厳しい。」とニュースでは言っていますが、いつになったら秋が来るのでしょう?
まっ、いつかは間違いなく来る訳ですから、気長に待つことにします。
今日もランドセル作りには欠かせない材料のご紹介です。
ゴムのり。これは革や人工皮革をくっつけるのに最良の物です。
ゴムをトルエンなどの溶剤で溶かしてあるので、危険物として管理は万全にしなければなりません。ストーブなどの火の近くで作業すると引火する可能性があります。
ビンの中に入っている物質です。
黄色い板(ランドセルの仕切り材)の淵にゴムノリをつけ、本体生地とくっつけます。
右のブーメランのようなものはランドセルの角に補強材として縫い付けるものです。
これらは、ゴムノリを塗ってしばらく乾かしてから、縫い合わせます。
ベタベタ状態の時には、うまくくっつかないのです。不思議ですね。
完成して、ゴムノリがはみ出してしまっている場合がありますが、これはゴムノリの塊できれいにとることができるのです。少々乱暴にのり付けしても安心ってことです。
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2011年9月14日
こんばんは。
今日も、うだるような暑さでしたね。
秋が恋しい。。。
昨夜の十五夜はとてもきれいでした。暦の上では秋なのに。。。
さて、今日もランドセルのご紹介です。
これも、NHKホットイブニングで紹介されましたが、ランドセルのパーツは約200種類あります。
これに、色をかえたり、刺繍をしたり、鋲を工夫したり、金具の色を変えたりすると、倍々に種類が増えていきます。
一つでも部品が足らないとランドセルはできなくなるのです。
材料をそろえるだけで、約2ヶ月以上かかること、ランドセル業界では常識なのですが、一般では知られてないでしょうね。
そんなわけで、たかがランドセル、されどランドセル。大勢の人の手を通って、職人さんに届けられ、愛情たっぷりつまったものなのです。
大事に使ってほしいと、願ってます。
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